花月の飯田商店@戸塚料金所
なんだか追われるようにアップしています、年内中にラーメンひと段落つけるために………

いえね、お気づきになられたかわかりませんが、勝鬨家以降、ラーメン記事はすべて初訪問なんですよ
べつにしゃかりきになって新規開拓したわけじゃないんですよ、ゆけむりさんの記事に惹かれたり、ネットで紹介されてたり、出張先で探したりとか、そんなんばっかです
でもってこちら、そもそも備忘録としての役割も大きいですので、行ったからには忘れずアップしなきゃというわけ
そんな今回のお店も、先日のコドモとの買い出しの時に偶然見つけたのです
原宿交差点の方から横浜、東京方面に向かう横浜新道上り、戸塚料金所があります
ここね

この手前になんつうんだろ、パーキングエリア? があって、そこで缶コーヒー買おうと思ったんですよ
そうしたらなんと、こんな幟(のぼり)が……
後日行かなきゃ、って翌日行った次第(ほんとはまた「ひんな」行って「淡麗」食べようと思ったんだけど、めんどクサくなっちゃったの)
ここはコラボコピーに定評のある「らあめん花月 嵐」なんです
以前アップしましたが、花月は「蔦」とかハードルの高い店でもかなりの再現度を見せましたから(本家食べてないんですけどね)、今回もハナから全否定で入る、なんてことはまったくありません
むしろ真摯に興味深々でありますぞよ(なんか微妙にキモい日本語)
ここは食券でなく口頭注文制
注文をしたらなんとっ、こちらを手渡されて食べるまでに読んどいてくださいとのこと
これ
内容については後で触れます
よく見てないけど、こんなクーポンもくれました
今回はシンプルメニューを注文
らぁ麺(1100円)
飯田商店としてのメニューはこれとチャーシューメン(1300円)の二択
で、結論
なをともアンヴィバレントなラーメンであります(?!)
キザって言ってるのではありませんよ、一番的確な表現だと思うから
まずはスープ
綺麗に澄んでいますね
アンヴィバレントその1
上品なのにワイルド!(?)
「上品」は説明いりませんよね、とりあえず支那そばやのアレをイメージしといてください
ただし、支那そばやとの比較で言うと、鶏の「獣としての肉」が前面に出ているのですね
一歩間違えれば下卑たラーメンに堕してしまうのを、ぎりぎりのとこで見切って「美味いラーメン」でなくて「旨いラーメン」に仕立てているのですね
そして麺
今回最も注目していたのが麺
「柔らかい」という感想をさんざん目にして、どうしても自分で確かめたかったのです
アンビヴァレントその2、は先ほどの紙から見てみましょう
改めてこちら
「柔らかくしっかり茹で上げた麺」
柔らかいのにしっかり?
ちなみに店舗ではメーキングって言うのかな?
店主氏のビデオメッセージも流れていて、その中でも殊更「麺は柔らかいと感じるでしょうが、これがウチの意図なのでまずは味わってみてください」的にコメントされていました
少なくとも「柔らかい」のは茹で損じてなく、意図的だということがわかりました
で、麺を実食
まずはシルキー系の「柔らかい」食感
しかし、芯の部分にはモチっとしたコシが……
「柔らかくしっかり」、実現していました!
支那そばやも食感は近いですが、「柔らか」と「しっかり」の二層で食感を出すならこちらが上
なるほどね、湯河原の本店は逆にわかりませんが、ここイコール湯河原なら、私は受け入れられる麺ですわ
小麦粉は私もいつも使う「春恋」に数種をブレンドしたとのこと
厳密な茹で加減でこの食感を出したのなら、それはそれですが、私個人では加水と小麦品種を変えた二層構造にしたら食感が変わるのかな(細かい話すると、低加水の麺帯を多加水で挟み三層で複合圧延するとか)、なんてアイデアが浮かんだのでした(もはやこことは関係なく)
その上でこの麺をどう感じるかは好みの問題でしょうね(コーヒーもラーメンも今や嗜好品ですから)
しっとりしたチャーシューも美味しく、青葱(九条葱?)もとてもマッチしています
素晴らしいラーメン、ご馳走さまでした
いやはやしかし前回の蔦と言い、「花月」の開発陣には並外れたスキルとパッションを持った人物が入っているのでしょうね
それと、こんな場末のパーキングエリア(失礼っ!!m(__)mm(__)m)でこんなラーメンを再現している調理のおばちゃんも尊敬ですね、お疲れさまです
いずれは本家も訪れて検証してみたいものです
花月 嵐のサイトはこちら
この記事へのコメント
へ~、いつの間にか花月嵐ができたんですね
しかも飯田商店監修のラーメンまで出していたとは知りませんでした
それからこちらのブログを見て初めて「柔らかくしっかり茹で上げた麺」と言う事を知りました
柔らかくしっかりしていながら芯にモチっとした食感があるんですね
それならば茹で損じではないと言われるのも納得です
これはあくまでも自分が湯河原で食べた時の事ですが、茹で上がった麺をテボに入れたまま少し放置し、その後湯切りしてからおもむろにドンブリに盛りつけたんです
そんでもって出されたラーメンの麺を持ち上げようとした時、大袈裟に言うとまるで大きな毛糸玉のように一体化したと言うか、なにしろ麺と麺がベタベタひっついていたんです
なのでびーぽんさんが食べた麺の茹で上がり状態とは異なると思うんです
と言う事で違いを確かめたくもあり、びーぽんさんが絶賛するラーメンを食べたい気持ちもありますが、正直1100円はちょっとお高く感じてしまいます
蔦のラーメンはとても美味しかったので、花月嵐のこういった企画ものは食べてみたいんですけどね・・・
そうですね、とん太のところで良いと思います
半年とか一年とかでなく、それよりはだいぶ前からありましたね
飯田商店自体はたまたま缶コーヒー買いに寄った時に気付きました
いわゆる柔らかめは意図的だと思います
私は湯河原行っていないので逆になんとも言えないのですが、第一印象としての柔らかさは支那そばやとほぼ一緒
その上で中心部のコシはこちらが上と感じましたので、最近支那そばやに行かれたゆけむりさをやが、もし麺は支那そばやが上とお感じになったらこちらと湯河原の時の出来映えは違うのかもしれません
本家に行かれているなら、その検証くらいでわざわざ行く必要はないかもしれませんね
私は逆に湯河原行っていないので、よくよく機会あれば一度は行ってもいいかな、という感じです