オイスターバー OSTERIA@銀座
懇意にして頂いている方と食事の機会がありました
元々仕事でおつき合いが始まり、まあ、今もそうではあるんですが、もうかれこれ15年来ともなると仕事云々というより、人生の先輩としての意味合いの方がはるかに大きいですね
今回お声掛け頂いたのは銀座はコリドー街、新橋側から見た場合、奥の外れの方になります
コリドーもずいぶん入れ替わってしまいましたが、それでもまだ古き良き銀座の趣きの残る場所
祖母も父も伯父、伯母なども健在な頃は、ドイツビールの大ジョッキを片手に二期会のオペレッタなどを観たのも遥か昔の淡い思い出です
ま、それはいいとして「オステリア」はこちら
OSTERIA@銀座(東京都・中央区)
じつは「オイスターバー」というカテゴリーのお店は初めて、牡蠣は好物ながら、なんとなく敷居が高くて行く機会はなかったのです
なのでかなり楽しみ…………
お店に入るとまずは魅惑的に牡蠣が陳列されています
日本に加え、世界各国の牡蠣を食べ較べ出来るなんて、もう待ちきれませんっ
お通し(?)は牡蠣の燻製
軽めのスモークでジューシーさが残っていますが、さらっと瞬殺
飲み物はまずはビールですが、ご案内の通りビールそんなに飲めなくなっちゃったので、グラスビール1杯の後は躊躇することなく白にチェンジ
さてさて、まずは生牡蠣の盛り合わせ
ちなみに6ピース2500円が6時だか6時半までに入れば2000円になるタイムサービスとのこと
そこら辺はもう、弁えたものです
6ピースの牡蠣はもちろん別々のもの
果たして私に食べ較べで違いはわかるのでしょうか……???
第一陣はこちら、3種類で二人分ずつになります
右のものから時計回りに食べていくのが推奨、日本酒の軽→重と同じ考え方ですね
トップバッターは三重県は志摩の「的矢」の牡蠣
牡蠣のウンチクは皆無の私ですが、「的矢」の名前は知っていました
というのも、「美味しんぼ」で誰かの退官祝いだかなんだかで(細かいことは忘れた)、山岡士郎が最高の牡蠣を最良の状態でってことで、あろうことか志摩までバイクで往復して「的矢の牡蠣」を供する、という荒唐無稽なストーリー
山岡~~~、ぜったいお前スピード違反しとるやろう~~
ま、山岡は山岡で荒唐無稽なんですが、それを受けた海原雄山のセリフが「鮮度を競うならヘリコプターで運べばもっと速かったろう、お前のしたことは単なる自己満足に過ぎないのだっ!!」
って、子が子なら親も親、マンガに目くじら立てるつもりはありませんが、現代だったら炎上ものですね(笑)
えらい脱線してしまいました
で、その的矢の牡蠣ですが、サイズは一般的に見られるようなオーソドックスなもの
味は淡白で、言わば抵抗なく食べられる万人向けの牡蠣かと思われます(さしずめ日本酒の獺祭みたいな感じか)
的矢の牡蠣でスタートした次はニュージーランド、そしてアメリカはワシントン州の牡蠣へと続きます
アメリカの牡蠣って不肖ぜんぜんイメージありませんでした(そもそも牡蠣の知識ないし)
的矢の牡蠣と較べると大振り、そして所謂「海のミルク」と言われるような濃厚さは強まったような気がします
この段階では、日本=小ぶり&淡白、海外=大ぶり&濃厚、との印象
さてさて、第二陣はどうでしょうか?
第二陣
洋物オンパレードかと思いきや、なんと石巻、陸前高田、北海道と、国内産のオンパレード!
石巻湾の牡蠣アップはこちら!!
先ほどの海外産に負けてないくらいデカいです!
そして味も濃厚!!
後半三種は概ね濃厚でした、ニュアンスは少しずつ違いましたけど
真牡蠣でこれだけのサイズは私はこれまであまり見たことがありません、いやあ、立派な牡蠣ですね
こうやって続けて食べると案外違いが感じられるものです、較べるのは楽しいかもしれませんね♪
ビールからチェンジした白はこちら
イタリアのさらっとした白です
これまた山岡が、「牡蠣にワインは合わないっ、牡蠣に合うのは日本酒だっ!」
みたいなことを刷り込んでくれましたので、長年気にしていたのですが、結論としては
牡蠣との取り合わせは主張の強くない白、シャブリなら安物!
と言うものです
シャブリもプルミエクリュ、グランクリュ、とグレートが分かれますが、グレートが上がればあがるほど、付加価値を出さねばと色々加わってくるんですよね
シャブリもピンキリですが、牡蠣なら1万円のものとかじゃなく2000円くらいのものがベストマッチ! これ教訓です(すいません、偉そうでした あくまで私の主観ですm(__)m)
牡蠣の6種セットが終了したのちは岩牡蠣を注文
これまで岩牡蠣のイメージというと、「デカい」、「夏に見かける」くらいしかなく、詳しいことは知りませんでしたが、むしろ夏すぎると禁漁になったりするんですね
私の記憶では濃厚かつやや大味、と思っていましたが、先ほど濃厚でデカい真牡蠣を食べたので明らかな違いはわかりませんでした、もちろん素晴らしく美味しかったですよ♪
もうちょっと食べられるかな、とも思ったけど、生牡蠣の食べ過ぎは良くないとのことでここら辺で終了
お店の人が勧めてきたのが、「泳ぐホタテ」
泳ぐホタテ?
不明な名前の由来は、釜石で採れたホタテを海水の大きな浴槽に入れて運んできたからとのこと
これはね………………
なんとっ、ヒモにびっくりしました
ホタテのヒモに特別な印象も感情もなかったのですが、これは甘酸っぱい!(腐ってんじゃないんですよ、言わずもがなですけど)
大袈裟に言うとパイナップル食べている感じ、こんなのは初めてでした
肝心のホタテそのものはデカいっ!
これもレアですね、いやあ~堪能しました
貝系で長くなってしまったので後はさらっと
貝系はぼちぼち、ということで(牡蠣はまだ食べられますが)小海老のアヒージョ
小海老に塩が効いていて酒にぴったり♪ ガーリックトーストも王道の組み合わせ
ロースハムはなかなかボリューミー
しっとりしていて堪能できるハムでした
そして子牛の煮込み
メイン登場、って感じですよね
ホロホロして赤に合いそう
で、赤登場
お店のお勧めでしたが、シチュー系ならもっと重くても良かったかな?
一連の牡蠣にホタテの貝系オードブル、アヒージョ、ハムを挟んでのシチューフィニッシュでしたがさりげなく満腹(チャレンジなら勿論まだまだ食えます)
タイ旅行の話題やら仕事絡みやらの話に花が咲き、素晴らしいひとときを過ごすことが出来ました………
食べ物にお酒、素晴らしい会話のひとときに感謝m(_ _)m
余韻を愉しみつつ新橋に向かい、帰路に就いたのでした
元々仕事でおつき合いが始まり、まあ、今もそうではあるんですが、もうかれこれ15年来ともなると仕事云々というより、人生の先輩としての意味合いの方がはるかに大きいですね
今回お声掛け頂いたのは銀座はコリドー街、新橋側から見た場合、奥の外れの方になります
コリドーもずいぶん入れ替わってしまいましたが、それでもまだ古き良き銀座の趣きの残る場所
祖母も父も伯父、伯母なども健在な頃は、ドイツビールの大ジョッキを片手に二期会のオペレッタなどを観たのも遥か昔の淡い思い出です
ま、それはいいとして「オステリア」はこちら
OSTERIA@銀座(東京都・中央区)
じつは「オイスターバー」というカテゴリーのお店は初めて、牡蠣は好物ながら、なんとなく敷居が高くて行く機会はなかったのです
なのでかなり楽しみ…………
お店に入るとまずは魅惑的に牡蠣が陳列されています
日本に加え、世界各国の牡蠣を食べ較べ出来るなんて、もう待ちきれませんっ
お通し(?)は牡蠣の燻製
軽めのスモークでジューシーさが残っていますが、さらっと瞬殺
飲み物はまずはビールですが、ご案内の通りビールそんなに飲めなくなっちゃったので、グラスビール1杯の後は躊躇することなく白にチェンジ
さてさて、まずは生牡蠣の盛り合わせ
ちなみに6ピース2500円が6時だか6時半までに入れば2000円になるタイムサービスとのこと
そこら辺はもう、弁えたものです
6ピースの牡蠣はもちろん別々のもの
果たして私に食べ較べで違いはわかるのでしょうか……???
第一陣はこちら、3種類で二人分ずつになります
右のものから時計回りに食べていくのが推奨、日本酒の軽→重と同じ考え方ですね
トップバッターは三重県は志摩の「的矢」の牡蠣
牡蠣のウンチクは皆無の私ですが、「的矢」の名前は知っていました
というのも、「美味しんぼ」で誰かの退官祝いだかなんだかで(細かいことは忘れた)、山岡士郎が最高の牡蠣を最良の状態でってことで、あろうことか志摩までバイクで往復して「的矢の牡蠣」を供する、という荒唐無稽なストーリー
山岡~~~、ぜったいお前スピード違反しとるやろう~~
ま、山岡は山岡で荒唐無稽なんですが、それを受けた海原雄山のセリフが「鮮度を競うならヘリコプターで運べばもっと速かったろう、お前のしたことは単なる自己満足に過ぎないのだっ!!」
って、子が子なら親も親、マンガに目くじら立てるつもりはありませんが、現代だったら炎上ものですね(笑)
えらい脱線してしまいました
で、その的矢の牡蠣ですが、サイズは一般的に見られるようなオーソドックスなもの
味は淡白で、言わば抵抗なく食べられる万人向けの牡蠣かと思われます(さしずめ日本酒の獺祭みたいな感じか)
的矢の牡蠣でスタートした次はニュージーランド、そしてアメリカはワシントン州の牡蠣へと続きます
アメリカの牡蠣って不肖ぜんぜんイメージありませんでした(そもそも牡蠣の知識ないし)
的矢の牡蠣と較べると大振り、そして所謂「海のミルク」と言われるような濃厚さは強まったような気がします
この段階では、日本=小ぶり&淡白、海外=大ぶり&濃厚、との印象
さてさて、第二陣はどうでしょうか?
第二陣
洋物オンパレードかと思いきや、なんと石巻、陸前高田、北海道と、国内産のオンパレード!
石巻湾の牡蠣アップはこちら!!
先ほどの海外産に負けてないくらいデカいです!
そして味も濃厚!!
後半三種は概ね濃厚でした、ニュアンスは少しずつ違いましたけど
真牡蠣でこれだけのサイズは私はこれまであまり見たことがありません、いやあ、立派な牡蠣ですね
こうやって続けて食べると案外違いが感じられるものです、較べるのは楽しいかもしれませんね♪
ビールからチェンジした白はこちら
イタリアのさらっとした白です
これまた山岡が、「牡蠣にワインは合わないっ、牡蠣に合うのは日本酒だっ!」
みたいなことを刷り込んでくれましたので、長年気にしていたのですが、結論としては
牡蠣との取り合わせは主張の強くない白、シャブリなら安物!
と言うものです
シャブリもプルミエクリュ、グランクリュ、とグレートが分かれますが、グレートが上がればあがるほど、付加価値を出さねばと色々加わってくるんですよね
シャブリもピンキリですが、牡蠣なら1万円のものとかじゃなく2000円くらいのものがベストマッチ! これ教訓です(すいません、偉そうでした あくまで私の主観ですm(__)m)
牡蠣の6種セットが終了したのちは岩牡蠣を注文
これまで岩牡蠣のイメージというと、「デカい」、「夏に見かける」くらいしかなく、詳しいことは知りませんでしたが、むしろ夏すぎると禁漁になったりするんですね
私の記憶では濃厚かつやや大味、と思っていましたが、先ほど濃厚でデカい真牡蠣を食べたので明らかな違いはわかりませんでした、もちろん素晴らしく美味しかったですよ♪
もうちょっと食べられるかな、とも思ったけど、生牡蠣の食べ過ぎは良くないとのことでここら辺で終了
お店の人が勧めてきたのが、「泳ぐホタテ」
泳ぐホタテ?
不明な名前の由来は、釜石で採れたホタテを海水の大きな浴槽に入れて運んできたからとのこと
これはね………………
なんとっ、ヒモにびっくりしました
ホタテのヒモに特別な印象も感情もなかったのですが、これは甘酸っぱい!(腐ってんじゃないんですよ、言わずもがなですけど)
大袈裟に言うとパイナップル食べている感じ、こんなのは初めてでした
肝心のホタテそのものはデカいっ!
これもレアですね、いやあ~堪能しました
貝系で長くなってしまったので後はさらっと
貝系はぼちぼち、ということで(牡蠣はまだ食べられますが)小海老のアヒージョ
小海老に塩が効いていて酒にぴったり♪ ガーリックトーストも王道の組み合わせ
ロースハムはなかなかボリューミー
しっとりしていて堪能できるハムでした
そして子牛の煮込み
メイン登場、って感じですよね
ホロホロして赤に合いそう
で、赤登場
お店のお勧めでしたが、シチュー系ならもっと重くても良かったかな?
一連の牡蠣にホタテの貝系オードブル、アヒージョ、ハムを挟んでのシチューフィニッシュでしたがさりげなく満腹(チャレンジなら勿論まだまだ食えます)
タイ旅行の話題やら仕事絡みやらの話に花が咲き、素晴らしいひとときを過ごすことが出来ました………
食べ物にお酒、素晴らしい会話のひとときに感謝m(_ _)m
余韻を愉しみつつ新橋に向かい、帰路に就いたのでした
この記事へのコメント
オイスターバーで牡蠣の食べ比べですか、これは贅沢ですね
自分も牡蠣が大好物なので、非常に興味深いです
日本=小ぶり&淡白、海外=大ぶり&濃厚と言う印象との事ですが、なんとなく意外って感じです
2種類ぐらいなら食べ比べた事ありますが、一度にこれほど色々な産地の牡蠣を食べた事はありません
とても素晴らしい時間を過ごされたようで何よりです
いよいよ10月も近づき、牡蠣のシーズン到来ですね
あ~、美味しい生牡蠣を食べたいですよ~
牡蠣を比較するというのは初めてでしたので良い経験でした
小ぶりなのは的矢くらいで、他は国内物でも結構しっかりしていましたね
岩牡蠣のシーズンも過ぎ、いよいよ本格的に牡蠣のシーズンが到来しますね、早いものです