伊豆あまからや ~ あの「登竜門」の「あまからや」が復活していた!
「伊豆あまからや」というお店に行ってきました
ラーメンのお好きな方でしたら、新横浜のラーメン博物館(ラー博)で2001年に開催された「第一回ラーメン登竜門」でグランプリに輝いた「あまからや」をご存知でしょうか?
300もの競合を勝ち抜いたそのお店のご主人は韮山(現在の伊豆の国市、反射炉で有名です)の出身、元々沼津でカレーライス店を運営していたのが「スパイスラーメン」を引っさげ挑戦、見事栄冠を勝ち取ったのでした
ラー博でのしばしの営業の後は、修善寺に本店を構えつつもあざみ野に出店(その後あざみ野店に一本化)、当時武蔵中原に住んでいた私は、あざみ野店に3~4度訪問、ユニークながらお薦め出来るお店として気に入っていたのでした
そんなあざみ野店が、私からしたらある日突然閉店、実際のところは元々スケジュール的にも想定されていたこととは今になって知りました、2005年のことだそうです
そんなことからいっときは「あまからや」の由来やら、消息を結構リサーチしていた結果、その後記憶の底に沈殿しつつも、強い印象として残っていたのでした
今回こちらのお店を知ったのは本当に偶然、神の導きかと思うくらいでしたが、しかし当時の強い印象、そして「あまからや」、「伊豆」というキーワードが頭の中で瞬時にリンクしたからこそだと思っています
そんな「あまからや」との再会は今や最も頻繁に訪れるコース、伊豆ゴルフ倶楽部(現・伊豆ハイツゴルフ倶楽部)からの帰路
ちなみに伊豆ハイツはわかりやすく言うと修善寺、往きはいつも箱根越えから三島手前で伊豆縦貫に出て、そこから韮山~大仁~修善寺を経てゴルフ場に向かいます
伊豆ハイツゴルフ倶楽部の場所はこちら
「修善寺」というには結構離れていますね、「萬城の滝」やキャンプ地などはありますが、通常の伊豆旅行ではまずあまり訪れることもないであろう場所
ほんの小さな「あまからや」という木の看板から瞬時に記憶が蘇り、その場でネットで確認したところ、まさに、あの「あまからや」!!
この時は夕食が控えていたので場所の確認に留めましたが、数週間後に正式に訪問したという次第
改めてあまからやさん
伊豆あまからや(静岡県・伊豆市)
お店の周辺はこんな感じ
静かで鄙びた山間にあります
そして店内、内装はこちら
古民家然というのが適切かわかりませんが、老後に日向ぼっこしながらイッパイ飲りたくなるような(そこで飲むのは酒でなくて茶っ!)ロケーションですね♪
もう、こんな環境でラーメンやらカレーやらを味わえるだけでも至福の一時なのですが、そこは「登竜門」チャンピオン、メニューもぬかりありません
メニューはこちら
昔の定番を盛り込みつつ、「地」に即したお品書きはさすが。
世に名を知らしめたラーメンでなく、カレーライスが上にあるのは「カレーライス屋さん」の矜持でしょうか
ここの看板は「スパイス醤油ラーメン」、じつは前回訪問を見送ったのもスパイス醤油ラーメンが既に売り切れていたことも理由のひとつです
あと、せっかくだからカレーライスも一口食べたいな、スパイス醤油ラーメンと半カレーを注文
軽く待つことしばし、まずは「スパイス醤油ラーメン」が登場しました
デフォで頼みましたが、半味玉が付いてくるのは嬉しい(付いてなかったらたぶん頼むけど)
具材は味玉のほかにチャーシュー、メンマ、そして水菜
ぱっと見た限りでは普通の醤油ラーメンに見えるでしょうか?
そう、「カレーラーメン」でなくスパイス「醤油」ラーメンならではの本領がここにあります
こちらのお店の配合はわからないのですが、一般論でいうところのクミン、カルダモン、ターメリックといった、カレーの構成をなすスパイスが、ある意味点描画のごとく盛り込まれたラーメンなのです
おそらくニュアンスは通じ難いでしょうから、どうしても関心おありの方は、じっさい食べてみてください
そして麺はこちら
素人感想では中加水、中ちぢれ麺、ある意味素朴というか、捉えようによっては普通です
ラーメントータルで言えばやはり「カレーラーメン」でなくて「スパイスラーメン」とのコンセプトは健在、ただし強烈な自己主張を感じさせるものではありません
ここら辺はやはり良い意味での余裕なのでしょうかね、「これで天下とったる!!」的なギスギス感を感じさせないテイストは、むしろ私の羨むところであります
ただ、卓上に目を移すとこちらが………
途中からこれを振り入れてみると、一気にスパイスの世界が拡がります
優しい味だけどちょっと物足りない、という方は試してみてください、結構びっくりするとおもいますよ
「スパイス七味」は販売もしています、私も買いました
家でちょっと良さげなレトルトカレーでも食べる時に使ってみたいです、楽しみです♪
そしてカレーライスも登場
地の野菜と迷いましたが、ここは敢えてカレーを味わうべくチキンカレーを選択
結論から言うと、スパイスがハーモニーを叶えつつも優しいカレーです
スプーン一匙くらいだとちょっと寂しいな、と思っていたら、程よい量で嬉しかったです
お品書きにあえて「インドカレーでなく、「インド風カレー」です」と書くのは、私が最も好むスタイル
今の時代、「インドもどき」なのに「純正インド」を謳い、やったもん勝ちの風潮が溢れていますからね(いわゆるやったもん勝ち、とか炎上商法とかの是非については、個人的には中期ベースでの有用性について検証し結論を出しました)
ロケーション、丁寧に作られたラーメン、カレー、とても満足しました、心温まるひとときでした
お会計の時はご主人がいて、横浜(市)から来たこと、あざみ野にも複数回お邪魔したことを伝えると、嬉しそうな顔をしてもらいました、感じの良いご主人でした
当時の記憶からすると白髪も増え、年月の流れを感じ、すっかり地元伊豆に馴染んだ感もありましたが、お店にはこんな冊子も置かれていました
元々ご主人は青学出身、「登竜門」グランプリに関しては「人生初の一等賞」みたいなご本人のコメントを目にした記憶もありますが、いやいや、ここのラーメンと言い、パンフレットといい、なかなかどうしてのプロデュース力
たぶん商社マンとかクリエイターみたいな方面に進んでいても成功したんじゃないでしょうか
なんだか依頼記事みたいになっちゃいましたね(笑)、でも、ロケーションとノスタルジー、そしてなにより丁寧なラーメンとカレーありきの幸福感が背景です
また行きたいですね
次はカレーライスに専念するも良し、ラーメンの他メニューを試してみるのも良し
伊豆ゴルフの楽しみがひとつ増えました
お店サイトはこちら
http://izu-amakaraya.com
ラーメンのお好きな方でしたら、新横浜のラーメン博物館(ラー博)で2001年に開催された「第一回ラーメン登竜門」でグランプリに輝いた「あまからや」をご存知でしょうか?
300もの競合を勝ち抜いたそのお店のご主人は韮山(現在の伊豆の国市、反射炉で有名です)の出身、元々沼津でカレーライス店を運営していたのが「スパイスラーメン」を引っさげ挑戦、見事栄冠を勝ち取ったのでした
ラー博でのしばしの営業の後は、修善寺に本店を構えつつもあざみ野に出店(その後あざみ野店に一本化)、当時武蔵中原に住んでいた私は、あざみ野店に3~4度訪問、ユニークながらお薦め出来るお店として気に入っていたのでした
そんなあざみ野店が、私からしたらある日突然閉店、実際のところは元々スケジュール的にも想定されていたこととは今になって知りました、2005年のことだそうです
そんなことからいっときは「あまからや」の由来やら、消息を結構リサーチしていた結果、その後記憶の底に沈殿しつつも、強い印象として残っていたのでした
今回こちらのお店を知ったのは本当に偶然、神の導きかと思うくらいでしたが、しかし当時の強い印象、そして「あまからや」、「伊豆」というキーワードが頭の中で瞬時にリンクしたからこそだと思っています
そんな「あまからや」との再会は今や最も頻繁に訪れるコース、伊豆ゴルフ倶楽部(現・伊豆ハイツゴルフ倶楽部)からの帰路
ちなみに伊豆ハイツはわかりやすく言うと修善寺、往きはいつも箱根越えから三島手前で伊豆縦貫に出て、そこから韮山~大仁~修善寺を経てゴルフ場に向かいます
伊豆ハイツゴルフ倶楽部の場所はこちら
「修善寺」というには結構離れていますね、「萬城の滝」やキャンプ地などはありますが、通常の伊豆旅行ではまずあまり訪れることもないであろう場所
ほんの小さな「あまからや」という木の看板から瞬時に記憶が蘇り、その場でネットで確認したところ、まさに、あの「あまからや」!!
この時は夕食が控えていたので場所の確認に留めましたが、数週間後に正式に訪問したという次第
改めてあまからやさん
伊豆あまからや(静岡県・伊豆市)
お店の周辺はこんな感じ
静かで鄙びた山間にあります
そして店内、内装はこちら
古民家然というのが適切かわかりませんが、老後に日向ぼっこしながらイッパイ飲りたくなるような(そこで飲むのは酒でなくて茶っ!)ロケーションですね♪
もう、こんな環境でラーメンやらカレーやらを味わえるだけでも至福の一時なのですが、そこは「登竜門」チャンピオン、メニューもぬかりありません
メニューはこちら
昔の定番を盛り込みつつ、「地」に即したお品書きはさすが。
世に名を知らしめたラーメンでなく、カレーライスが上にあるのは「カレーライス屋さん」の矜持でしょうか
ここの看板は「スパイス醤油ラーメン」、じつは前回訪問を見送ったのもスパイス醤油ラーメンが既に売り切れていたことも理由のひとつです
あと、せっかくだからカレーライスも一口食べたいな、スパイス醤油ラーメンと半カレーを注文
軽く待つことしばし、まずは「スパイス醤油ラーメン」が登場しました
デフォで頼みましたが、半味玉が付いてくるのは嬉しい(付いてなかったらたぶん頼むけど)
具材は味玉のほかにチャーシュー、メンマ、そして水菜
ぱっと見た限りでは普通の醤油ラーメンに見えるでしょうか?
そう、「カレーラーメン」でなくスパイス「醤油」ラーメンならではの本領がここにあります
こちらのお店の配合はわからないのですが、一般論でいうところのクミン、カルダモン、ターメリックといった、カレーの構成をなすスパイスが、ある意味点描画のごとく盛り込まれたラーメンなのです
おそらくニュアンスは通じ難いでしょうから、どうしても関心おありの方は、じっさい食べてみてください
そして麺はこちら
素人感想では中加水、中ちぢれ麺、ある意味素朴というか、捉えようによっては普通です
ラーメントータルで言えばやはり「カレーラーメン」でなくて「スパイスラーメン」とのコンセプトは健在、ただし強烈な自己主張を感じさせるものではありません
ここら辺はやはり良い意味での余裕なのでしょうかね、「これで天下とったる!!」的なギスギス感を感じさせないテイストは、むしろ私の羨むところであります
ただ、卓上に目を移すとこちらが………
途中からこれを振り入れてみると、一気にスパイスの世界が拡がります
優しい味だけどちょっと物足りない、という方は試してみてください、結構びっくりするとおもいますよ
「スパイス七味」は販売もしています、私も買いました
家でちょっと良さげなレトルトカレーでも食べる時に使ってみたいです、楽しみです♪
そしてカレーライスも登場
地の野菜と迷いましたが、ここは敢えてカレーを味わうべくチキンカレーを選択
結論から言うと、スパイスがハーモニーを叶えつつも優しいカレーです
スプーン一匙くらいだとちょっと寂しいな、と思っていたら、程よい量で嬉しかったです
お品書きにあえて「インドカレーでなく、「インド風カレー」です」と書くのは、私が最も好むスタイル
今の時代、「インドもどき」なのに「純正インド」を謳い、やったもん勝ちの風潮が溢れていますからね(いわゆるやったもん勝ち、とか炎上商法とかの是非については、個人的には中期ベースでの有用性について検証し結論を出しました)
ロケーション、丁寧に作られたラーメン、カレー、とても満足しました、心温まるひとときでした
お会計の時はご主人がいて、横浜(市)から来たこと、あざみ野にも複数回お邪魔したことを伝えると、嬉しそうな顔をしてもらいました、感じの良いご主人でした
当時の記憶からすると白髪も増え、年月の流れを感じ、すっかり地元伊豆に馴染んだ感もありましたが、お店にはこんな冊子も置かれていました
元々ご主人は青学出身、「登竜門」グランプリに関しては「人生初の一等賞」みたいなご本人のコメントを目にした記憶もありますが、いやいや、ここのラーメンと言い、パンフレットといい、なかなかどうしてのプロデュース力
たぶん商社マンとかクリエイターみたいな方面に進んでいても成功したんじゃないでしょうか
なんだか依頼記事みたいになっちゃいましたね(笑)、でも、ロケーションとノスタルジー、そしてなにより丁寧なラーメンとカレーありきの幸福感が背景です
また行きたいですね
次はカレーライスに専念するも良し、ラーメンの他メニューを試してみるのも良し
伊豆ゴルフの楽しみがひとつ増えました
お店サイトはこちら
http://izu-amakaraya.com
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