鯉西つけば小屋@上田
筑北の渓谷から上田に戻り、温泉難民だったことから宿(東横イン)の狭いユニットバスで熱い湯に15分浸かり、極力汗を流します
もちろんビールを美味く飲むためです
そして18度の冷房で汗を引かせ、支度を整えたらいざ出発っ
目指すは千曲川のほとりの「つけば小屋」、上田駅の温泉口から徒歩10分程度です
川沿いに出ると、遠くにうっすら灯りが見えてきました、目指すつけば小屋です
鯉西つけば小屋@上田
昨年仕事の関係の方にご案内いただき、フルバージョンでド満腹になったお店であります
こちらは季節限定、だいたい4月から10月の営業になります(駅すぐの本店は通年営業)
少しずつでも種類を食べたいので、コースではなくアラカルトに
まずはお通し
鮎のうるか、甘露煮です
これ、過度に甘くなく美味しいっ!
熱湯漬けの苦労もあってビールも美味いっ
そしてこちら
電話で注文していた鮎の塩焼き、こちら1人前なので3人でふたつ注文
いやあ〜、これは本当に美味しいですね〜
天然物を炭で20分程度かけて焼き上げます
ついこの前、スーパーで養殖ものを購入し、レンジでグリルして食べたのですが、やはり当然のことながら大きく違います
コドモもサプライズで感激しております
さてここからは気の向くままに
メニューはこちら
鮎に加え、かじか、岩魚、鯉など時期によって変化はありますが、このメニューに載っているものは注文可能
まず頼みたいのが鮎の「刺身」
これほんと外せません
海の白身と違った風味と程よい歯応えがあり、臭みなどはまったくありません!
まだビールが残っている間にかじかの天婦羅
かじか、金沢で言うところの「ゴリ」ですね
珍味と言えましょう
鮎の田楽
文字通り甘辛、鮎の苦味とマッチします
ここらでおかわり、ビールもう一本か迷いましたがこちらに切り替えました
鮎の骨酒です
塩焼きかな? 塩分が混ざっているけどこれがここでは合いますね♪
そうこうしていると、こちらが登場
先ほどの刺身の残った部分を唐揚げにした鮎、甘だれがかかっています
これっ、今回のMVP決定!!
骨もあるのにサクッと抵抗なく溶けていく食感、甘だれの後を引く味付けっ
甘さのある唐揚げなのに、永久に食べ続けられる気分にさせてくれます
どじょうの唐揚げも
こちらはワイルドな味、ビールが合うでしょうね
そして稚鮎の天婦羅
ほっこりとして、苦味があって美味っ!
鮎の天婦羅なら稚鮎の方が良い気がします
ここらで骨酒おかわり
最高の川魚でアルコールも無限に入る気分です(それでどれだけ失敗してきたことか……)
結構揚げ物が続きましたよね……
これも楽しみのひとつ、鯉の洗いです
前回もこちらで食べましたが、今回の鯉の洗い、生涯最高の洗いかもっ!
まれにこちらで買っても食感がいまいちのことがあったりもしますが、こちらは完璧つ
酢味噌がベストマッチです
お店は海の家のゴザ座敷みたいな感じで結構広いのですが、この時間帯は我々含めて3組のみ
千曲川のほとりの風情を堪能しつつ、最高の食事を愉しめます
さて、これでめぼしい品はだいたいいただきました
本来ここで鯉こく(味噌汁)や鯉雑炊(本当に美味しいらしい)で締めるんですが、飲んでる席ではコースでない限り炭水化物でシメない主義
最後はアンケートにより鮎の刺身リピート
さっき三人で一人前でしたから、さすがにもう少し食べたかった……
そして、刺身を頼んだということは
そう
あれが来ます
本日のMVPさん、アンコールであります
この期に及んでまだいくらでも食べられます、今すぐにもまた食べたい
ご馳走さまでしたっ、とても素晴らしかったです!!
こちらは昨年の台風で壊滅的な打撃を受けました
私の訪問後だったのでずっと気になって復活を願っていましたが今年も営業、本当に嬉しいことです
上田ではもう一軒だけになってしまった「つけば小屋」、文化の伝承の意味でも永く続いていただきたいです
河原の土手を登ると、遠くに花火が見えました
今年の夏は何もなく終わりましたからね、オールドノーマルだった頃にタイムスリップした感覚です
鯉西つけば、お勧めです
ご興味ある方はこちらから
この記事へのコメント
自分は特に鮎の塩焼がメチャクチャ美味しそうに見えますよ
それからかじかの天ぷらにどじょうのから揚げ
冷たいビールと一緒に食べたら最高でしょうね
それに稚鮎の天ぷらですか?
実に羨ましいです
おまけに打ち上げ花火もタイミング良く見る事ができたようで素晴らしいお休みになりましたね!
今後の展開も楽しみです(もしかしたら〇〇の里とかに行くのかな?)
こちらはまだ二回目ですが、前回は岩魚の刺身などあり珍しかったですね
こちらではなかなか食べる機会のないものも多く、現地ならではでしたね
ゆけむりさんも普段は各地に旅行に行かれ、それぞれの場所で素晴らしいものを召し上がってますね、やはりそれも旅の楽しみのひとつと言えましょう
◯◯の里には行きませんでしたが、お心当たりございますか?