ローピン作ってみました@自宅
皆さま、ローピンってご存知でしょうか?

「撈餅」と書きます(漢和辞典使いました……)
ピンときた方もいらっしゃるのではないでしょうか(ローピンだけに………、寒っ)
そう、「美味しんぼ」で例の一行が別荘に行ったら吹雪で閉じ込められて、ありあわせの物で非常食を作ったって、あれです
著作権とかあるでしょうからリンクを貼っておきます
美味しんぼ12巻「非常食」、漫画
https://sk-shimane-zakki.com/cartoon-recipe-7016.html
なんかシンプルな材料でとっても美味しそう♪ ってずっと前から思ってたんですよね
で、なんだか忘れたけど一回失敗してそれっきりだったような気がします
でも、今は粉もんの扱いだいぶ慣れたし(クスリのブローカーじゃありませんよ)、テレワークだし(?)やってみようかな、と
結論から言いますとレシピとして使える成功バージョンです
一回試作して、その時もまあ上手くいったんですけど、より失敗しないよういくつかポイントを押さえてみました
この食べ物の特徴は、工程での細かいミスに対する許容度が大きい点、ちょっとやってしまっても完成形はうまくいきますから、ご興味ある方は是非試されてみてください
まずは材料(食事として主食になる一人分、あるいはツマミのひとつになる三人分くらい)
・小麦粉:150グラム(中力粉とかがいいのかもしれませんが、普通の薄力粉で大丈夫です)
・水:75グラム(加水率50%ですね)
・胡麻油:二回使います
・長葱:1本半くらい
・塩:適量
以上です
小麦粉

水回し
小麦粉にざーっと偏らないように水を回しかけてやります
間を置かず、菜箸(一本でいいです)でかき混ぜてやります
ちょっと上から目線で言わせていただきますが、この時の状態は粉チーズがしけってくっついたくらいのポロポロ感(写真は目分量でやったので多分加水60%くらいになっちゃってます(それでもまあ、大丈夫なんですけど)
許容度1:加水率はけっこう適当でも大丈夫(ただし多過ぎはあとでべたつくので注意)
慣れないシロウトさんですと、ここで「水足りないんじゃないか?」って焦って足してしまいますが大丈夫です
パラパラの小麦粉を手の平の下の部分(↓ね)で押し込んで、固めていきます
下の方にパラパラが残りますから、平たくなった生地の上に乗せら畳んでまた押し込んでやります
こんな感じにまとめておきます
これに打ち粉、べつに薄力粉で構いません(本当は片栗粉使うのかな、感触がいやなんでわざと使いませんが)
ラップに軽く包んで1時間寝かせます
ポイント1:打ち粉はしっかりしないとラップやらにくっつきます
この間に葱作成、みじん切りです
1時間寝かせた玉を持ってきて、押してやります
ここからの工程、ラップ敷いとくと良いかもしれませんね
これを綿棒で延ばしてやります(綿棒は必要ですね、代替品で構いませんが)
えっ? 粉の扱い慣れてたんじゃないの?
ぶかっこうやなあ〜〜
でも、大丈夫です
許容度2:延ばしは多少ブザマでもだいじょうぶ♪
ポイント2:延ばしは円状より四角形の方があとで均等にくるめます
ポイント3:皮はむしろ薄くし過ぎない方がいい、あとで破けないように
延ばしでは美しく薄くするのが一般的に腕の見せどころなんですが、厚めの餃子の皮くらいでいいです、っていうかその方がいいです
延ばした段階でまた打ち粉をしてやって、胡麻油をタラ〜っとかけてやります
これをスプーンの裏かなんかでのばしてやります
ここに塩をまんべんなくパラッ、パラッ、パラッっと(抽象的すぎるっ)
味が薄い場合あとで調整効きますから、しょっぱ過ぎないようだけお気をつけてください
そしたらここに葱をまんべんなく敷きます
写真忘れたっ!
まあ、大丈夫ですよね? 敷くだけですから……
そうしたら、これを巻いていきます
巻いたのをさらに巻いてやります
これまたブカッコウですねえ、でも大丈夫
許容度3:とにかく巻ければ大丈夫♪
ここでフライパンを用意、出来ればテフロンかマープルコートが良いでしょう
胡麻油をこんくらい
もう少し少なくても大丈夫かと思います
そこそこ温まったら先ほどのトグロを投入〜
したら押してやるんです
高さ1.5センチか2センチくらいかなあ
この時に皮が薄過ぎると破けちゃうんです、まあ破けても大丈夫なんですけど
許容度4:皮は破けないにこしたことないけど、ちょっと破けても、まあ大丈夫
そうしたらフタをして
中弱火で片面7〜10分
強すぎて黒焦げになるくらいなら弱火の方が良いです
ひっくり返してもう7〜10分
ここでポイント
ポイント4:ひっくり返すタイミングで胡麻油をまた敷いてやります
この食べ物は葱と胡麻油がポイント、両面に胡麻油の香りを付けるのが大切です
そんなこんなでこんな感じ
もうちょいかな?
両面ともに適宜焼きを調整します
胡麻油が多い時は最後に強火にしてカラッとさせてやるのもありです
許容度5:焼きはイッパツで決めなくても大丈夫
こんくらいでOK
皿に移して完成であります〜〜
切り分けました
いただきまするっ
うんっ、想定以上の旨さっ!
小麦粉がサクっとするんです♪
漫画で「中国風のパイねっ!」と語られていますが、まさにその通りっ
アップルパイの耳側(?)、なんちゃらのパイ皮包み、みたいなあんな食感っ
中はほくほくの葱、それを胡麻油が引き立たせています
いやあ、こうゆうのって「作ってみたらそれほどでも……」というケースがままあるのですが、これは期待通り、もしくは期待以上っ!
このままで充分なのですが、アクセントをつけるのもあり
香りつけ程度に醤油を垂らしたり、好みでラー油や酢なんかもご自由に
見た目で「チヂミみたいな感じですか?」と思われる方もいるかもしれませんが、違います
空洞がある分サクっとしています
「大根モチみたいな感じですか?」
あなたは論外です、人生やり直してください
書くと長くなるんですけど簡単、これはおすすめあですよっ
料理としては挽肉などを入れるようですが、今回漫画に忠実に作ってみました、お陰さまで成功ですm(__)m
ちなみにこの日は昼に試作して、これが夜の本番
あとは鶏チャーシュー(極み塩ラーメンの時のやつ)と、鰯(いわし)の甘露煮でトクホハイを楽しんだのでありました
この記事へのコメント
ちまたで騒がれている麻雀のローピンでしょうか(笑)
赤ウーピンがらみで当たるとチップを取られますから気を付けないとね!
テンピンとか言ってますが、チップは5000円ぐらいだったのでしょうかね???
そんな事はどうでも良いのですが、ローピンなる食べ物は全く知りませんでした
ネギ焼きの親戚みたいなのかなぁって感じました
ラー油やお酢と聞くとチジミ的かと思いきや、これまた違うんですね
ビールとかに合いそうですね
お次の鶏ですが、我が家は鶏モモを酒につけ、チンで蒸し上げます
温かいまま白髪ねぎと辛子醤油で食べます
冷やせば中華料理屋の冷製鶏的な感じですね!
中国語と言う意味では同じかもしれませんね(笑)
こちらは美味しんぼの読者だとご存知かと思います、もっとも比較的最近のものは読んでませんが
挽肉を混ぜたり、北京ダックと一緒に食べるのであれば紹興酒も合うのでしょうが、これ単体ですとビールなどが一番かもしれませんね
ゆけむりさんが作られるのは酒蒸しになるわけですね、冷やして葱と食べると美味しそうですね
確かに電子レンジですと便利そうです